不憫さを確かめる日記 9

小学二年生の頃の話。

ある日の放課後、「明日家に誰もいない時間に地震が起きて、ハル(飼い猫)が家具に潰されて死んじゃったらどうしよう」とひとりで不安になり、心配で号泣してしまった。母親に泣きながらそれを訴えると、『ハルは賢いから家具が倒れてきたら逃げるから大丈夫だよ。』となだめられた。(今思えば、軽度な不安障害の片鱗が現れていたのかもしれない。)